新車を与えられなかった私の車は。

我が家では全員運転免許を取得することが鉄則で、姉も兄も高校卒業間近の2月から、近くにある自動車教習所へ通い免許を取得しました。交通の便が悪いという条件の家を購入したので、両親は勿論兄も兄も自分専用の車を持っています。ですから、私も同じくして教習所へ通い大学入学してすぐに免許を取得しました。そして大学まで遠距離だったので、私専用の車が用意されました。姉も兄も新車で真新しいピカピカの車がディーラーさんから運ばれて来たのを覚えています。しかし、私はどうやら運転があまり上手くないとみた父が、新車では勿体ないと考えて、親戚が使い古した10万キロも走行したトヨタのカローラの中古車を与えられました。私はてっきり流行りのモニターで指一本でパネルを操作したり、車内の細かな気遣いのあるシートの車を期待していたのに、ガッカリしました。父は一年運転して無事故無違反という条件をクリアしたら、私の希望の新車を購入してくれるとのことでした。私は父の予想通り、あまり運転が上手くないようで、たった一ヶ月で視覚である左後ろの角を縁石にぶつけてしまいました。その後も車庫入れが苦手な私は、度々右も後ろも角をぶつけてしまう始末でした。当然新車購入の話は消えて、三年目になりますがまた私はこの車を乗っています。でも三年も乗っていると、この車に愛着が湧いてきて、車内に私の好みのシートを被せたり、ミラーをデコったりと、それなりに楽しんでおり、私の相棒となって日々運転しています。